京都フォトログ

古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園3 宝厳院庭園 獅子吼の庭

天龍寺塔頭宝厳院(ほうごんいん)「獅子吼の庭」を紹介します。

春と秋の特別公開のほか嵐山花灯路の時にも夜間拝観が行われます。

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塔頭とは?

塔頭で”たっちゅう”と読みます。

禅寺の寺院で大きなお寺の境内や近場にある小さなお寺です。

境内に庵を開いて住んでいるうちに、教えを請う人が集まり

大きくなって独立した小寺院などです。

境内の外にあるものを境外塔頭・山外塔頭と呼びます。

 

大亀山 宝厳院(だいきざん ほうごんいん)

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺塔頭寺院です。

天龍寺開山夢窓国師より三世の法孫である聖仲永光禅師を開山とし創建されました。

創建時は上京区にあったようですが、応仁の乱により消失し、

2002年に旧塔頭跡だった現在地に移転再興しました。

 

本尊は「十一面観世音菩薩」、脇仏に33体の「観世音菩薩」が安置されており、

西国三十三所巡りに等しい功徳があります。

 

庭園『獅子吼の庭』

室町時代に策彦周良(さくげん しゅうりょう)禅師により作庭された借景回遊式庭園です。

獅子吼(ししく)とは「仏が説法する」という意味で、

庭園を散策し五感で感じることにより心を癒したり、

気付きを得たりする「無言の説法」の庭です。

 

築山を須弥山とし、

天龍寺の曹源池庭園と同じく「龍門瀑」を表した庭園で、

鯉が滝を登っていく様が、悟りを開くまで努力し続ける事を表しています。

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鯉魚石がサツキに隠れてしまいそうですが…

 

remist.hatenablog.jp

 

 

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十二支に見立てた「獣石」が釈迦如来の説法を聞こうと

「三尊石」を目指しますが、黒い玉石が「苦海」を表し、

自力で渡れない者の救済の為に此岸には「舟石」があります。

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引きで観れば龍門瀑の滝から流れた水が大海(苦海)になっています。

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散策路を挟んだ反対側には、十二支から漏れた「ねこ石」も。

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 宝厳院獅子吼の庭 春(4月)

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「破岩の松」

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宝厳院獅子吼の庭 初夏(6月)

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宝厳院獅子吼の庭 晩秋(12月)

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大正時代の建物を修復した茶庵「無畏庵」

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小雨を凌ぐ為と寒いので一服頂きました。

鼓月のお干菓子で、

懐紙には「裏をみせ表をみせて散るもみじ」と書いてあります。

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ところどころにあるオブジェは、「嵐山花灯路」期間中のためであり、

普段はありません。

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出口

10年の移り変わり

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2008年4月 「ねこ石」

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2019年6月 「ねこ石」

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2007年12月 「座禅石」

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2019年6月 「座禅石」 

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2007年12月 「破岩の松」

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2019年6月 「破岩の松」

 

拝観情報

公式サイト:大亀山 宝厳院 - 臨済宗大本山天龍寺塔頭寺院

拝観時間:9:00~17:00

     (本堂受付終了 16:30)

拝観料(庭園) 大人:500円

        小中学生:300円

本堂参拝志納料 庭園+500円

弘源寺割引共通券:900円