京都フォトログ

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古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園39 高台寺庭園 小堀遠州の池泉回遊式庭園

今回は高台寺庭園を紹介します。

庭園のプロジェクションマッピング

アンドロイド観音マインダーの法話など、

次々と新しい試みをされるお寺です。

 

高台寺略歴

正式名称は鷲峰山高台寿聖禅寺と言い、

臨済宗建仁寺派の末寺です。

豊臣秀吉正室北政所(ねね)が秀吉の供養の為に建立し、

ねねの院号・「高台院」から高台寺となりました。

ねねの遺骨は高台寺霊屋の高台院木像の下に安置されており、

秀吉の眠る阿弥陀ヶ峰の山頂の豊国廟を見守っています。

霊屋は現在工事中ですが、側面に回って見る事は出来ます。

 

高台寺開山堂庭園

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小堀遠州作庭の池泉回遊式庭園です。

 

高台寺建立にあたり、秀吉と過ごした伏見城から客殿の化粧御殿を圓徳院に、

秀吉が月見をした観月台を高台寺に移築しました。

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偃月池に架かる「楼船廊(ろうせんろう)」の中心には「観月台」

ねね様が雨に塗れずにお参りできるように、

本堂から開山堂、そして霊屋を廊橋で結んでいるのが、

楼船廊や臥龍廊です。

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ねねのお寺なので、桃山時代の庭園にしてはなだらかな曲線の多い、

優美な庭園になっています。

 

本来、桃山時代は巨石を用いた豪壮な庭園、豪華な建物、

それに合わせて金箔を下地に絵を描く豪華な障壁画の時代です。

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開山堂西の池が「偃月池」

池中央に亀島を配し、南の岬を盛り上げて鶴島としている「鶴亀の庭」です。

 

庭にある石や樹木も伏見城から移したものと言われています。

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開山堂です。

左右に回廊があるのが分かります。

 

今見ているのは向かって左側の庭園(西庭)です。

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開山堂からの方が偃月池の護岸石組がよく見えます。

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向こうに見える大屋根が書院や大方丈。

 

開山堂の東庭「臥龍池(がりょうち)

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開山堂建立以前の古庭園の名残を残している庭園で、

鷲峰山から流れる菊渓川(きくたにがわ)の水が注がれています。

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開山堂から霊屋にむかう臥龍廊もまた、

龍が昇るかのごとく力強さと、曲線の優美さが見所となっています。

 

大方丈前庭「波心庭」

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高台寺専属庭師でもある北山安夫作庭の枯山水庭園です。

夜間拝観などイベントの度に砂紋が変わったりしますが、
基本形はシンプルな立砂と砂紋のみです。

春は枝垂桜が華やかですが、前は2本あり1本枯れました。

 

台風や異常気象も多いので、この枝垂桜に限らず

見たいものは早いうちに見ておくのが良いですね。

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東の隅には三尊石組が配されています。

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西から東全体の眺め

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東から西全体の眺め

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北山安夫氏は建仁寺「潮音庭」「○△□乃庭」など作庭されています。

remist.hatenablog.jp

 

茶室「遺芳庵」茶庭

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高台寺には5つの茶室がありますが、沿路横にポンとあるので、

庭があるのはここだけです。

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枯れ流れに大きな自然石の橋があり、そこを渡るとすぐにじり口です。

ピーカン照りで分かりにくいですが、灯篭の横は蹲です。

大きな丸窓は吉野太夫が好んだことから「吉野窓」と呼ばれます。

 

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拝観が終わって境内を出て、駐車場を真っ直ぐ南の端まで行くと

アンドロイド観音が説法する「教化ホール」や、

大涅槃壁画の「利生堂」がありますので忘れずに。

(拝観していなくてもここは無料で自由に出入りできます。撮影可)

アンドロイド観音説法中は撮影禁止!

 

拝観情報

公式サイト:ホーム - 高台寺

拝観時間:9:00-17:30(17:00受付〆)

拝観料:大人  600円

    中高生 250円

共通割引拝観券 900円

高台寺・圓徳院・掌美術館)