京都フォトログ

古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園45 大徳寺塔頭高桐院庭園「楓の庭」 静かに苔と紅葉を眺める庭園

2019.9.5 / 2019.11.16 更新

高桐院拝観再開しています。

 

高桐院修復工事11/1に終了。

11/10から拝観再開の予定です!

 

今回は大徳寺塔頭の高桐院庭園「楓の庭」を紹介します…が!

ただいま修復工事中で拝観休止中です!

本来なら3月末で終わっている予定でしたが、

台風被害などもあり期間が延びているようです><

秋には再開の予定!

 

近場なのでついでに…

鷹ヶ峯の源光庵(迷いの窓・悟りの窓の寺院)も

2019年6月から2021年秋まで工事で拝観休止中です!

お気をつけください!

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高桐院略歴

次の大河「麒麟がくる」で明智光秀の三女を迎える細川忠興(三斎)が、

父・藤孝(幽斎)の菩提を弔うために建立した寺院です。

つまり歌仙兼定・小夜左文字・篭手切江の縁の地の一つですね☆

(乱藤四郎はすごく遠縁の別の細川家の刀です)

 

忠興が亡くなった後、忠興・ガラシャ夫人も埋葬され細川家の菩提寺となります。

 

細川幽斎縁の地には長岡天満宮桂離宮

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細川家菩提寺建仁寺塔頭正伝永源院

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非公開墓地には出雲阿国や、

森鴎外の小説「興津弥五右衛門(おきつやごえもん)の遺書」に出てくる三斎の家臣

興津弥五右衛門の墓もあります。

三斎に一生の恩を感じ細川家に仕え、

三斎の三回忌に遺書を残し殉死した忠臣です。

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高桐院 参道

森鴎外「興津弥五右衛門の遺書」

風流人な細川三斎の家臣が長崎に茶事に使う珍しい物を買いに来て、

最高級の香木である伽羅に目をつけます。

同じく伊達政宗の家臣も伽羅に目をつけており 競り合うことに…

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本堂(客殿)前庭「楓の庭」

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茶人の三斎建立の寺らしい簡素な庭園で、

一面の苔庭に楓と灯篭が立っているだけです。

江戸初期の庭園ですが、苔庭になったのは昭和に入ってからのようです。

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竹林に囲まれ、あれこれ目移りすることも無く、

静かに庭を眺めていたくなるような庭園です。

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中央の石灯籠は鎌倉時代のものです。

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良いお庭ですが、角度を変えるか室内から撮るか以外に、

あまり撮影バリエーションが無いので雪の日も混ぜます。

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冬場は緋毛氈が室内になります。

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客殿西庭

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客殿にある茶室「鳳来」の露地庭でもあります。

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庭の奥に三斎・ガラシャの墓塔となる春日灯篭が立っており、

庭に下りて回ることが出来ます。

 

手前の井戸は「三斎井戸」

墓碑に捧げるための水を汲んでいたものと伝わっています。

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「天下一」の称を持つ利休秘蔵の灯篭で秀吉が欲しがりましたが、

わざと灯篭の裏面を欠けさせ『疵物なので…』と断りました。

利休切腹後、遺品として三斎に贈られた灯篭です。

 

後日、完全を忌む三斎自身が蕨手などを欠いたとの逸話もあり、

「無双」の銘を持ち、別名「欠灯篭」と呼ばれています。

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本堂(客殿)横から

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茶室「鳳来」露地庭としての「袈裟型おりつくばい」

加藤清正が朝鮮王城の羅生門から持ち帰った礎石で作られました。

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一度、全国の「加藤清正持ち帰りコレクション」が見てみたいものです(笑)

蹲ならともかく、ただの礎石を持ち帰るって…(^-^;

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「降り蹲踞」こんなに埋まっていて低いです。

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植栽の間を飛び石伝いに回る、まさに市中の山居 。

雪もあいまって深山幽谷の露地庭でした。

 

高桐院拝観情報

拝観時間:9:00~16:30(閉門16:20)

定休日:5月6日宗全忌//6月7・8日開祖忌

拝観料:大人  400円

    小人  200円

駐車場は大徳寺駐車場を利用。2時間500円