今回は宇治の三室戸寺を紹介します。
境内には中根金作作庭の日本庭園もあります。
中根金作の庭園は他にも色々あります。
三室戸寺庭園「与楽苑」

平成元年に中根金作により作庭。
石庭と池泉庭園からなります。

2019年10月に様子を見に行ったのですが、
砂紋が消え、松は向こうが見えないくらいモコモコになり、
丸い刈り込みも形が崩れていますね。

左奥にポツンとある石に注目。

景石の影に生えていた小さな枯れ木は、

こんなに成長していました。(左端中段)
その辺の紅葉の種子から勝手に自生してきたものかと。

庭園は亀石組と鶴石組、蓬莱山からなる蓬莱式庭園のようです。
案内図には石庭となっていますが、普通に枯山水庭園ですね。
石庭といえば龍安寺のように石と砂だけで、
植栽をほとんど使わないものを指します。

松が横に伸びているので鶴石組っぽいと思いながら見ています。

右端を亀頭石とした亀石組っぽいなと思いながら見ています。
作庭者の製作意図に左右されないように、
(施主相手でも)わざと意図を教えなかったりもするので、
鑑賞者の感じるままに見れば良いです。
ちなみに島は3つあり、
単純に鶴亀蓬莱では納まりません。
石庭の向かいに有る池泉回遊式庭園です。
こちらも中根金作作庭。

前に秋に撮った状態の方がスッキリしているので、
基本的に以前の写真を使います。

ちなみに2019年現在の状態はこんな感じです。
護岸の植栽が成長し護岸石組や橋添石が隠れ、
島の平面部の飛び石なども見えない、全体的にモコモコ状態です。

島の両側に橋が架かっており、その先も飛び石が続いています。


植え込みが多いので、
ちょっと引いた所から見る方が分かりやすいですね。
奥の松は石庭の松と同じように枝を横に広げています。

ほぼ同じ角度で撮った最近の写真を見ると、
手前の植栽がモコモコで分かりやすくありませんが。
紅葉の横の木を無くして見やすくしたのは分かりますが、
池の向こうの杉木立(?)も無くなっていますね。
スッと縦線が入って良かったのに。

↓ 2019年10月に撮った最近の庭園の様子は散策日記を見てください。
もみじ苑

案内図に「モミジ園」と書かれていますが、
立ち入り禁止でこの場所から眺める観賞式の枯山水庭園です。

右端には石組と灯篭が立っています。

左側にモミジ山と奥に石組があります。
普段なら「枯滝石組から川が流れ大海へ」となるところですが、
川はこちらに向かって流れ、白砂が広がっているのは築山の右側です。

築山の向こうが大海に繋がっているのかは見えないので分かりません。
1枚目を見ての通り結構奥行きもあり、
奥がどうなっているのか想像しながら観賞してください。
(その前に、ここまで来る人が少ないのですが。)
おまけ
あじさい園・ツツジ園(期間限定区域)

ここの更地の部分まで全部ツツジだった筈ですが、
どうなるのでしょう?

アジサイの向こうのモコモコ可愛いかったよ?(´・ω・`)






三室戸寺拝観情報
公式サイト:京都・宇治 西国第十番札所 三室戸寺
拝観時間:8:30~16:30(4/1~10/31)
8:30~16:00(11/1~3/31)
拝観・納経最終受付は閉門30分前
12月29・30・31は休み
拝観料:通常 大人 500円・小人 300円
あじさい園開園期間・あじさいライトアップ・つつじ園開園期間は
大人 800円・小人 400円
アクセス:京阪三室戸駅下車 徒歩約15分
JR宇治駅 バスまたはタクシー
駐車場:300台(有料)
乗用車 500円