京都フォトログ

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古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園61 妙心寺大方丈庭園 無料で自由にお参り出来ます

今回は妙心寺大方丈庭園を紹介します。

妙心寺の公式サイトを見ても拝観受付は「大方丈入り口」ですが、

拝観場所は大庫裏・浴室・法堂が組み合わせを変えて拝観案内されています。

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美しく立ち並ぶ七堂伽藍の突き当りが大方丈です。

では、方丈はどうすれば拝観出来るのか?

答えは簡単『自由にお参りください』です。

公式サイトにも方丈受付付近にもそのような案内は出ていないので、

大々的に知らせるつもりも無いのでしょう。

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方丈といえば6室(または大方丈は8室のところも有り)

に分かれている所が多いですが、

妙心寺大方丈は左右3部屋の区切りが無い大広間で、

御本尊をお祀りしている部屋のみの公開になっています。

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大方丈前庭は立砂と松だけの簡素なお庭です。

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右端が拝観・御朱印受付と靴棚があるので、

御朱印待ちの間などにお参りください。

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奥には小方丈がありますが、台風被害で修復工事中です。

元々非公開です。

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境内から見ると小方丈の屋根が覆われているのが見えます。

 

妙心寺略歴

山号を正法山(しょうぼうざん)

寺号を妙心禅寺(みょうしんぜんじ)と言います。

JRの最寄り駅や地名は『花園』ですが、

この辺りは離宮が立ち並ぶ、地名の通り花園でした。

 

1337年に花園法皇が自らの離宮「花園御所」に、

関山慧玄(かんざんえげん)禅師を迎え妙心寺となりました。

開山堂の隣の玉鳳院妙心寺最初の塔頭になります。

 

『正法山妙心禅寺』の名前の由来は釈尊が弟子の摩訶迦葉(まかかしょう)に述べた

正法眼蔵涅槃妙心」(「最高の悟り」という意味)から取ったと言われています。

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46ヶ院の塔頭が並ぶ日本最大の禅寺ですが、

『 五山十刹』には含まれていません。

五山のランク付けは室町幕府足利将軍家にとって都合の良いお寺に

権威付けをしたもので、妙心寺大徳寺といった権力者から距離を置いていたお寺は含まれません。

むしろ、その態度が気に食わないと応永6年(1399年)3代足利義満により妙心寺は、

寺領を没収、寺号を「龍雲寺」に変えられ一時中絶となりました。

 

約三十年後の永享4年(1432年)、6代将軍足利義教の時に許しが出て

四祖の日峰宗舜が中興の祖となり復興していきます。

remist.hatenablog.jp

その後「応仁の乱」で焼失し更に中興の祖となる六祖雪江宗深(せっこう そうしん)が現れます。

 雪江宗深の”四傑”といわれた4人の法嗣、景川宗隆(けいせん そうりゅう)・悟渓宗頓(ごけい そうとん)・特芳禅傑(どくほう ぜんけつ)・東陽英朝(とうよう えいちょう)

妙心寺四派(龍泉派・東海派・霊雲派・聖澤派)の祖となり現在まで続いています。

 雪江宗深は『禅は景川、徳は悟渓、寿は特芳、才は東陽』と評したそうです。

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三門と仏殿の間には四方に植えられた松があり、

「四派(しは)の松」と呼ばれます。

代々一株から二本の幹に分かれて伸びており、

雪江禅師と各弟子を表すかのようです。

倒木したり枯れたりでなかなか四本立派に育っているのを見る機会がありません。

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妙心寺拝観案内

公式サイト:日本最大の禅寺|京都花園 臨済宗大本山 妙心寺 公式サイト

境内24時間自由(生活道路です)

拝観時間:9:00から17:00の間 20分間隔で拝観案内があります。

通常拝観は

法堂・大庫裏 大人700円・小中学400円

 

拝観場所変更時

大庫裏・浴室 大人500円・小中学200円

法堂・浴室  大人700円・小中学400円

の日がありますので公式サイトで確認してください。

 

塔頭寺院は別途拝観料が必要です。

 

 

アクセス:JR嵯峨野線「花園」下車 徒歩約7分 (勅使門側・南側)

     嵐電妙心寺」下車 徒歩約5分 (北総門側)

     市バス「妙心寺北門前」目の前 (北総門側)

駐車場あり (無料)