京都フォトログ

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古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園29 南禅寺塔頭南陽院 植治の枯山水庭園

今回は南禅寺塔頭南陽院庭園を紹介します。

通常非公開ですが、イベント会場としてよく使われているので、

たまに無料で中に入れます。

 

南陽院略歴

西賀茂の臨済宗南禅寺派の正伝寺の塔頭でしたが、

1908年に南禅寺派管長・豊田毒湛(とよだどくたん)を開山とし、

1909年に現在の南禅寺境内に移り建立され、

豊田毒湛の塔所となりました。

 

毒湛は南禅寺327世で南禅寺の法堂を再建しました。

また妙心寺派の管長も務めています。

南陽院方丈前庭

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植治こと7代目小川治兵衛作庭の平庭枯山水庭園で、

大日山・神明山を借景としています。

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低い生垣があり、向こうの木々も借景になっています。

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本堂の西には琵琶湖疏水を引き入れた池泉式庭園があり、

秋にはドウダンツツジが彩りを添えます。

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上知令による南禅寺の土地を民間に払い下げと、

琵琶湖疏水の開通と植治によって、

南禅寺界隈別荘庭園群」と呼ばれる程の庭園が造られました。

南陽院庭園もそういった時期に造られたと思われます。

 

1860年~1933年 七代目小川治兵衛(1879年 七代目襲名)

1871年 社寺上知令 南禅寺の境内3分の2を失う

1890年 琵琶湖疏水(第一疎水・蹴上分線)完成

1895年 平安神宮神苑(植治が活躍し始める)

1909年 南陽院建立

 

拝観情報

通常非公開(特別公開も無し)

陶芸や生け花など作品展示会会場として貸し出しているので、

その時に無料で拝観できます。

お抹茶席もあったりします。

失礼の無いように作品も見てください!

 

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