妙心寺四派の聖澤派本庵です。
四派本庵の中で龍泉庵(1481年)・東海庵(1484年)から40年ほど後に出来た
霊雲院(1526年)と聖澤院(1524年)は、並んで創建されています。


聖澤院略歴
妙心寺四派のひとつ聖澤派の本庵です。
妙心寺13世・東陽英朝を勧請開山とし、
弟子の妙心寺18世・天蔭徳樹(てんい とくじゅ)により1524年に創建されました。(東陽禅師没後20年)

雪江宗深禅師の四傑が3年ずつの任期で妙心寺住持を持ち回り、
東陽英朝は4番手なので9年経ってから住持に着きました。
その為か、妙心寺に関わったのは3年の任期の間のみで、
他の期間は余所のお寺を転々としたり、開山したりし、
「才は東陽」と称えられました。
方丈前庭

東陽英朝500年遠忌に伴い平成16年(2004年)に作庭されました。

苔庭の中をなだらかな曲線の延段が横切っています。
この壁の向こうは拝観受付をした玄関前に繋がります。

ここの左端に出てくる筈です。

2014年「京の冬の旅」初公開でしたが、これらの木々や苔が枯れていない時も見たくなります。



奥の木々が奥行きを出し、庭園を広く感じさせています。
なだらかな曲線の延段のせいか、ゆったりと眺めていたいお庭でした。
聖澤院拝観情報
通常非公開
2014年「京の冬の旅」初公開
おまけ:霊雲派本庵『霊雲院』
順番で行けば四派本庵の『霊雲院』を先に紹介したかったのですが、
撮影禁止で看板しかありません。
10坪ほどの空間に枯滝石組や蓬莱山、苔の間に白砂の川を配した
縮小式蓬莱枯山水庭園があり、史跡名勝に指定されています。
相国寺慈雲庵の子建西堂の作庭と伝えられています。
*霊雲派開祖 特芳禅傑(とくほうぜんけつ)
妙心寺12世住持で、『寿は特芳』と讃えられました。
龍安寺中興開山となりました。
最終的に西源院で示寂しました。
西源院は湯豆腐・精進料理が頂けますが、
龍安寺方丈(石庭)に行かないなら拝観料無しで龍安寺境内に入れます。

こちらは通常閉まっており、隣の門の方が開いています。
救世観音様にはいつでもお参りできます。

霊雲院はH28「第50回 京の冬の旅」で公開されました。
ちなみに「京の冬の旅」という題字は、
こちらの先代住職が書かれた物で第15回から使われています。
他の四派本庵