京都フォトログ

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古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園32 正伝寺庭園 伝小堀遠州の比叡山借景庭園

今回は正伝寺庭園を紹介します。

上賀茂の西側のエリア西賀茂にあるお寺で、

関ヶ原の戦い直前に伏見城に立て籠もり割腹した

徳川方の重鎮鳥居元忠以下、三百八十余名の供養の為、

伏見城の廊下の板を天井とした

血天井」のあるお寺の一つとして知られています。

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正伝寺略歴

臨済宗南禅寺派のお寺で、

吉祥山正伝護国禅寺が正式名称です。

文永十年(1273年)に京都烏丸今出川付近に東厳慧安禅師が一宇を建立し、

弘安五年(1282年)に西賀茂に荘園を寄贈され現在地に伽藍を造営しました。

 

南禅寺塔頭金地院の小方丈を移建し本堂としており、

金地院と同じく伏見桃山城の遺構を移したものと伝えられています。

また正伝寺の塔頭南禅寺南陽院になりました。

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正伝寺方丈前庭「獅子の児渡し庭園」

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庭園は比叡山を借景としたサツキの刈り込みの枯山水で、

小堀遠州「獅子の児渡し庭園」と呼ばれています。

昭和の作庭家・重森三玲が作り直したそうですが。

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南禅寺本坊でも似たようなのが出て来ましたね。

あちらは「虎の子渡しの庭」

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刈込は七・五・三と配されています。

龍安寺の石庭も石は15個で「七五三の庭」とか「虎の子渡しの庭」と

呼ばれています。

 

雪の上に猫の足跡…

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犯人はそ知らぬ顔で退場

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正伝寺と比叡山を結んだ直線状に圓通寺があり、

圓通寺と同じ形の比叡山を借景として眺める事になります。

圓通寺が木立に囲まれ陰になっているのに対し、

正伝寺は遮るものの無い明るく開放的な陽の庭の雰囲気です。

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英国ロック歌手デビッド・ボゥイは来日時に、

谷村新司は何度もここでお庭を眺めていたようです。

自分を見つめ直していたのか、静かに思索に耽っていたのか?

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蝋梅とたぬきが多いお寺です。

 

拝観案内

拝観時間:9:00~17:00

拝観料金:大人・高校生:400円

     中学生   :300円

     小学生   :200円

駐車場:自家用車15台 無料

アクセス:市バス「神光院前」下車 徒歩約15分

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