京都フォトログ

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古都で過ごす日々の記録。季節の花や歳時を撮り歩きます。

庭園44 大徳寺塔頭瑞峯院庭園 十字架の枯山水

今回は大徳寺塔頭の瑞峯院庭園を紹介します。

こちらはキリシタン大名大友宗麟菩提寺になり、

十字架を意匠した枯山水庭園があります。

大徳寺で通年拝観している4院の塔頭の1院です。

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瑞峯院略歴

大徳寺には織田信長が父の供養で黄梅院を創建して以降、

戦国武将たちがこぞって塔頭をつくりました。

 

瑞峯院は天文年間(1532年ー55年)に大友宗麟が帰依した

大満国師・徹岫宗九(てっしゅう そうきゅう)を開山とし、

自らの菩提寺として創建されました。

瑞峯院には大友宗麟夫妻の墓があります。

戒名は瑞峯院殿ですが、その後キリスト教徒となったため、

洗礼名に「ドン・フランシスコ」があり、

大分の代表銘菓の名前になっています。

 

大友宗麟こと大友21代義鎮(よししげ)は、

塔頭・龍源院を創建した大友19代義長(よしなが)の孫になります。

remist.hatenablog.jp

方丈前庭「独坐庭」(どくざてい)

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昭和の名作庭家・重森三玲(しげもりみれい)の作庭です。

昭和36年(1961年)に開祖・徹岫宗九の400年遠忌で作庭されました。

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蓬莱山式庭園で、荒波を砂紋で描くデザイン性の高さが特徴的です。

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「独坐庭」は百丈禅師の「独坐大雄峰」という禅語から命名されています。

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蓬莱島の半島と小島に打ち寄せる波

石組も砂紋も独創的で、庭園に興味がない方でも、

”前に見たのに雰囲気が似ている”と一目で分かりやすいです。

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蓬莱山を方丈端まで行くと、

飛び石と小さな橋が架かった川の流れになっています。

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カメラの設定違いも少し置いておきます。

(この頃RAWで撮っていないので、いちいちWB変えていた)

 

閑眠庭(かんみんてい)

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キリシタン大名大友宗麟菩提寺なので、

縦に4つ・横に3つ

計7個の石組で十字架を作った枯山水庭園です。

別名「十字架の庭」

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他の作庭家もその場にあわせた庭園を造りますが、

こういったそれぞれの場に合わせた意匠を、

そのまま形で表してくるのは三玲の庭園にはよくある事。

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それを雪の日に限り精力的に動き、

雪に埋もれた、

庭園としては訳のわからない写真しかなかったりするのも、

当サイトではよくある事(・ε・)

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左に茶室「安勝軒」

突き当たりは中庭があります。(意外と重要!)

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茶室「安勝軒」

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三畳台目送勝手席と三畳角炉

 

中庭

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閑眠庭とは廊下を挟んだ反対側にあるお庭です。

この渡り廊下はお茶室「安勝軒」に繋がっています。

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意識して行った訳ではありませんが、

ここも龍源院の「東滴壺」と同じく、昼頃に真っ直ぐ光が射すようですね。

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こういう形の灯篭をキリシタン灯篭

古田織部創案のため「織部灯篭」とも)と呼びますが、

閑眠庭の十字架の延長線上にこの灯篭があり、

その方向を向いています。

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この灯篭まで合わせての「閑眠庭」ともいえるので、

見落とさないように気をつけてください。

 

瑞峯院拝観情報

拝観料:大人   400円

    小中学生 300円

拝観時間:9:00~17:00

駐車場は大徳寺駐車場があります。

8:30-16:00 普通車:2時間500円